・万が一のことがあったとき住宅ローン返済を免除してくれる団体信用生命保険
・最近ではガン団信や3大疾病団信など様々な保障ラインナップがある
・一方でガン保険に加入者も多くガン保険に加入しているとガン団信は不要なのか?
これもご相談者からよく聞かれる相談の一つです。
「がん保険」と「ガン団信」
一見同じように思いますが、実はこれらは目的が明確に異なるのです。
がん保険はなぜ加入していますか?
一般的には、がん保険の加入目的は、「ガンになった時の治療費」を目的として加入しているはずです。
一方で、ガン団信に加入する目的は、「ガンになって収入が減ってしまった時の住宅ローン返済の免除」が目的です。
「ガンを治すための治療費を目的としているのか?」
もしくは
「収入減少に備える目的としているのか?」
何れにしてもガンの保障という点と、家計へのダメージを抑えるという点では同じですが、保障の目的は明確に異なります。
よって、がん保険があるからガン団信は必要ない!という考え方自体は少し間違っていると言えるでしょう。
要る要らないという議論はさておき、「がん保険」と「ガン団信」とは別物として考えた方が正しい選択ができると考えます。
「ガンになったら治療費が受け取れる保険は必要か?」
「ガンになったら住宅ローンは免除になった方が良いか?」
これらを別々で検討してみて、必要と思うのであれば両方必要かもしれませんし、どちらかだけでも良い人もいるでしょうし、両方不要と思う人もおられるでしょう。
それぞれの保険が必要かどうかの判断基準はどのようにして考えれば良いのかのお話は、また別の機会でお話できればと思います。
何れにしても、がん保険とガン団信は、同じ物ではないということだけは覚えておいてください。